あまのじゃくBaby★


「舞っ!!」


珍しくアイツがあたしの名前を呼んだ。


思わず、足を止める。



『何っ!?』


ちょっと不機嫌に返事をした時には、もうあたしの腕はアイツに引っ張られていて。




ちゅっ。



唇が、何か温かいものに触れる。




『…~!?』

「じゃあ、またな」


そう言って、アイツは涼しい顔で家に入っていく。



ちょっと待ってよ。

そう言いたいけど声にならない。



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