あまのじゃくBaby★
『先輩、あたしは大丈夫ですから!!!!』
アイツをかばいたかった。
アイツは、悪くないもん。
アイツとの関係を
崩したくなかったんだ――。
「舞ちゃん、ごめん。」
『え??』
「ここだけは譲れない。
あのまま俺が来なかったらどうなっていたと思う??」
『……。』
わかってた。
先輩があたしを思って言ってくれてることぐらい。
だからこそ、
あたしはこれ以上何も言えなかったんだ。