あまのじゃくBaby★



「俺、もう舞に近づかないんで。」



…え!?



そうして何事もなかったように後ろを向くと、アイツは歩き出す。



ちょっと。

何それ!!



『待ってよ!!』



アイツの手のひらをぐっと掴む。


繋がれた手がやけに熱いのを感じたけど、気にしてる場合じゃなかった。



『何勝手に決めてんのよ!!』

「別にいいじゃん。
舞を守るために身を引いたんだから。」


文句ある??

とでも言いそうなアイツの顔。



< 128 / 322 >

この作品をシェア

pagetop