あまのじゃくBaby★


違う。

そんなんじゃない。


どうせあたしを守るなら、違う方法で守ってもらいたい。




『陵!!』

「舞ちゃん。」


あたしの声を先輩が遮る。


あたしと先輩の隙間に風が通りぬけた。



「もういいじゃないか。
彼が決めたことだし。」



アイツが、決めたこと。


確かにそうかもしれない。



でも、そんなのあたしの気持ち考えてない。


自己満足にしかすぎないじゃない。



< 129 / 322 >

この作品をシェア

pagetop