あまのじゃくBaby★
「いいんじゃないかな??」
あたしが迷ってる時、1つの声が聞こえた。
『え??』
「上園さんは、直也先輩と付き合ってるんですよね??
だったらそれが一番自然だと思います。」
言ったのは猫かぶりなアイツ。
その言葉を聞いた途端、
あたしの中の何かがぷつりと切れた。
『…わかりました。
先輩、一緒に回りましょう。』
教室の温度が、二度ぐらい下がった気がする。
自分でもビックリするぐらい冷たい声が出た。