あまのじゃくBaby★
沙希の目があたしを捕らえる。
反らしたい衝動にさらわれたけど…、
沙希の余りにも真剣な目線で、そうすることができなかった。
「自分に素直になって。」
『…沙希??』
「私は舞ちゃんが決めたことは何も文句言わない。
けど、もう一度だけ考えた方がいいと思うな。」
自分に、素直に…??
「私は舞ちゃんがどんな道を選んだとしても、舞ちゃんの味方だから。」
そうにっこり微笑むと、沙希は自分の席に帰っていった。