あまのじゃくBaby★
突然の声の出現に、必然的に密着してた体を慌ててはがす。
声をかけてきたのは、
――春ちゃんだった。
「……??」
春ちゃんはあたしたちを見ると、怪訝そうに眉をひそめる。
まるで「何やってんだよ。」というばかりに。
――本当にそうだ。
あたし、何やってるんだろう…。
一瞬、微妙な顔を見せた春ちゃんだったが、すぐに気にした様子もない顔をすると、アイツに話しかけた。
「陵くん、フランクフルト買ってきたよ!!」