あまのじゃくBaby★


「ありがとう。」


笑顔で差し出す春ちゃんと、笑顔で受け取るアイツ。



それを見て、ズシンと胸が重くなった気がした



忘れてた。


アイツはさっきまで1人でいたし、1人で回ってるのかなぁって思ってたけど…。


違ったんだ。


そう言えばアイツ、春ちゃんと約束してたもん。


2人でいるのは当たり前。



――当たり前のはずなのに。


心が受け入れられてない。


去年までは、あたしがそこにいたんだよ!!

って心が叫んでる。



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