あまのじゃくBaby★


『舞…ずっと一緒にいような。』


先輩にしては珍しく強い口調。



同時に周りから花火へのカウントダウンが口ずさまれた。




――3、



先輩に顎を引き寄せられる。


くる、直感的にそう思ったあたしは静かに目を閉じた。




――2。



そういえば…、


春ちゃんとアイツも花火をみているのだろうか。



ズキン、


胸が痛む。



こんな時まで考えたのは、アイツのこと。



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