あまのじゃくBaby★
空に花火が花を咲かす。
そんななか、あたしは必死に走った。
早く、早く、
アイツに会いたくて。
そんなに早くない足を必死に動かしたんだ。
―――――――…
――――――…
―――――…
『…疲れた。』
人気のないベンチに腰を下ろしながら、ボソッと呟く。
――会えなかった。
運命は皮肉だ。
どうでもいい時には、すぐにアイツと会えるのに、
会いたい時は絶対会えないんだもん。
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