あまのじゃくBaby★
早速ケータイを開くあたし。
メールを打つ指が、震えてしまう気がする。
そんなあたしに、沙希は気づいたようだった。
「ためらいがある??」
『うーん、ちょっと。』
口先ではちょっととか言ってるけど、本当は凄く迷っていた。
突然の別れに、
しかも、原因はアイツ。
先輩を傷つけてしまいそうで不安なんだ。
「大丈夫。」
『え??』
「不安になんなくていいよ。」
不思議になって沙希をみる。
目が合うと沙希はにこっと笑ってくれた。