あまのじゃくBaby★
『お久しぶり、です。』
別に、久しぶりってほど会ってないわけじゃないけど、緊張して変なことを口走るあたし。
明らかおかしなこと言ってるのに、先輩はニコッと微笑みかけてくれた。
…優しい。
優しいんだけど、なんか違う。
あたしが欲しいのは、
天使のような優しさじゃない。
きっと、
悪魔のように意地悪なアイツの笑顔なんだ。
「…じゃあ、喫茶店でも入って、ゆっくり話そうか。」
『そう、ですね。』