あまのじゃくBaby★



「舞ちゃんは、やっぱり俺の好きな人だから。」






胸がぎゅっとした。


それは、

切ないような、
苦しいような、
暖かいような、


複雑な感情。




「あー俺、情けねっ。」



髪の毛をポリポリと掻く先輩。


その動作、昔すごく好きだった。




「俺、帰るわ。」

『え??』

「今、舞ちゃんといると、俺、どうにかなっちゃいそう。」


そう言って先輩は苦笑いする。


あたしもつられて微笑み返した。



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