あまのじゃくBaby★


「真面目に帰るわ。」


そうこうしている間に、アイツは離れていってしまう。


そして、「じゃあな」って一言言うと、背を向けてしまった。



ラスト、チャンスだ。


今言わないと、今日はもう言えなくなってしまう。


あたしはぐっと手を握った。




『あたしもっ!』



それだけ言うと、あたしはダッシュで家に逃げこんだ。



やばい。

顔が熱い。



恥ずかしくて『好き』って言葉は言えなかったけど…。


アイツのことなら、あたしの考えてることぐらいわかるでしょ
(↑そんなアホな)



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