あまのじゃくBaby★
不安にさせないで
『学校の近くで手をつなぐの禁止!』
太陽が高い、真夏の空。
そんな空のした、あたしたちは今日も仲良く(?)登校中。
「別に手をつなぐぐらいよくね??」
最近、日課になりつつある口喧嘩。
まぁ、アイツ曰わく、あたしが一方的に怒ってるだけらしいけど。
そんなのあたしが知ったこっちゃない。
『よくない!』
あたしは声を張り上げた。
『ただでさえ陵は目立つんだから!
あたしと手なんて繋いだら、余計目立つでしょうが!!』