あまのじゃくBaby★
そんなあたしの説教じみた言葉に、アイツは怪訝そうに眉を寄せる。
その顔は「別によくね?」とでも言ってるよう。
もぉー!!
全然わかってないんだから!!
手を繋ぐのでさえ恥ずかしいんだよ??
それなのに、注目されたら、恥ずかしさ倍増じゃない!!
『とにかくダメなもんはダメ!!』
ここだけは譲れない。
拒否権なし。
強制だから!!
「はいはい。」
そんなあたしの暑苦しい態度に、アイツはめんどくさそうに肩をすくめた。