あまのじゃくBaby★


こんなことを気にしてたら、身がもたないもん。



それに、こんなことをいちいち気にしてる、ちっぽけな女に見られたくない。


まぁ、それ以前に、『行かないで』って、言えないんだけど…。



「本当!?嬉しい!
じゃあ、放課後、屋上で待ってるね。」



春ちゃんの高めの声が耳に触る。


気にしてないフリして、盗みぎきしてる自分がいた。



だって仕方ないじゃん。


気にしてないフリしてたって、気になるんだもん。


本当は嫉妬で埋もれそうなんだもん。



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