あまのじゃくBaby★
『確かに舞は可愛いけど…。
それが何??』
「本当に可愛いすぎるんだもん。
…もう、憎ったらしいぐらい。」
背筋がゾッとした。
コイツ…。
顔は笑ってるけど、目が全然笑ってない。
『…だから?』
「ムカつくんだよね。ああいう奴。
ちょっと可愛いからって調子のってさ。
…学園二大アイドルの陵くんと直也先輩を弄んで。」
舞は、そんな奴じゃない。
調子になんかのっていない。
怒りで体が震えるのを感じたけれでも、ここでキレるのは得策ではないと判断した俺は、なんとか理性を保った。