あまのじゃくBaby★
「どうした?」
後ろからアイツがあたしの手元を覗き込む。
あ、なんでアイツがいるかと言うと、今は朝の登校中だから必然的にそうなったってわけで。
まぁ、それは置いといて。
あたしは無言で、大量の封筒と上履きを指差した。
「何これ?」
アイツもあたしと同じように、怪訝そうに眉を寄せた。
ま、当たり前だよね。
こんなの見たら、眉をひそめるしかないもん。
ヒョイッとアイツが、手元にある上履きをあたしから奪った。
そして乱暴に上履きを逆さまにする。