あまのじゃくBaby★


チャリン、


先程の効果音が再びなり響き、足元に何かが落ちた。


それをアイツがサッと拾いあげる。



「画鋲、だな。」

『画鋲…。』



一瞬、思考回路が停止した気がした。



上履きに画鋲って…、あれですよね??


イジメの定番的な。



ある予感がしたあたしは、慌てて封筒の1つをこじ開ける。



『いたっ…。』



あたしの指からは少しの血がしたたり落ちた。



入っていたのは、

カミソリ、だったんだ。



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