あまのじゃくBaby★
ワガママな姫君
あたしはごくっと唾を飲んだ。
「…上園さん、ちょっと来てくれない??」
『……はぁ。』
あたしの目の前には、春ちゃん率いる「陵様ファンクラブ」。
なんか…こうゆうの少女マンガや携帯小説でみたことある気がする。
確か、世に言う「呼び出し」ってやつだったと思う。
てゆうか、昔もこんなことあった気がするし。
『…ここじゃ、だめかな??』
軽く上目遣いで彼女たちを見つめる。
でもそんなの、彼女たちには通用しないようだ。
「だめ。とにかく黙ってついてきて??」
『…はい。』
陵様ファンクラブにあっさり負けたあたしは、引きづられるように、どこかへ連行された。