あまのじゃくBaby★


「…っ、お前ら何したんだよ!!」



アイツが声を荒げる。


その声は微かに息切れしていて、急いでくれたんだな、ってのがわかった。



ありがとう、陵。


だけど、もういいよ。



『陵、やめて。』

「は??」

『春ちゃんたちを怒んないであげて。』



怒りとか言うよりは、今は無気力って感じの心境。


とにかく、春ちゃんたちにはどこかへ行ってもらいたかった。


もう、どうでもいいから。




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