あまのじゃくBaby★


「でも…。」

『いいの。』



今は大勢よりも、

2人きりになりたいから。



最初は納得いかないアイツだったが、あたしの必死さを受け取ったのか、静かに頷いた。




「…お前ら、散れ。」

「……。」

「目障りなんだよ」



さすがの春ちゃんも、アイツの言うことなら聞くらしい。


春ちゃんの集団はおずおずと帰っていった。





「ったく…。」



アイツがあたしの前に、静かにかがみこむ。



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