あまのじゃくBaby★
アイツが目の前にきた途端。
アイツの目があまりにも優しいから。
あたしの中の何かが破裂した。
『馬鹿!!!!』
「は??」
『来るのが遅いよ!!』
アイツは決して悪くないのに。
むしろ助けにきてくれたのに。
八つ当たりされるアイツ。
アイツには申し訳ないとは思うけど…
あたしの感情は止まんない。
『陵がもっと早くきてくれたら、殴られなかったのに!!』
「……。」
『陵のこと待ってたのに!!』