あまのじゃくBaby★


「よぉ。」


結局アイツが現れたのは、きっかり13時。


しかも、一分一秒もずれずに、なった瞬間現れやがった。


まぁ、そこは完璧主義のアイツぽいけど。



『…遅い。』

「はぁ??何言ってんの。
ぴったりじゃん」

『……。』



やっぱり、ね。

あたしの予想通りだ。


アイツは女心の「お」の字もわかっていないようだ。




『…あたしは早く来たのに。』



ボソッとつぶやく。



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