あまのじゃくBaby★
「幸せ。」
一瞬の間もなく、アイツが答えてくれた。
即答してくれたことが、なんだか嬉しくて。
思わず顔がほころぶ。
『あたしも。』
あたしは同調するかのように、アイツにニコッと微笑んだ。
ねぇ、陵。
正直、昔は陵のことがだいっきらいだった。
こんな幼なじみいらない、とか思ってた。
だけど、
今はあなたが幼なじみでよかった。
そう思います。
何気なくあなたの隣にいれたことを、誇りに思います。