あまのじゃくBaby★
「何??もしかして舞、俺と密着して緊張してるわけ??」
そう言ってアイツは更に顔を近づけてくる。
アイツの吐息が、耳元に当たってくすぐったい。
あたしは思わず顔を赤面させた。
『そっそんなわけないし!!』
「どーだか。」
焦るあたしに対して、アイツは余裕の笑み。
きっとアイツは全てわかっていて、こういうことやってるんだ。
あたしの胸が不覚にも高鳴っていることも、アイツはきっと気づいてる。
…そう思うと、かなりタチが悪い。