あまのじゃくBaby★


『早く言ってよ!!!』


大声を張り上げた。


耳元で大きい声を聞かされたアイツは、あからさまにうざそうな顔をした。




「――だよ。」

『はぁ??』


聞こえないんですけど。


もっとハッキリいってよ。




「だから、お前には直也先輩は無理だよ。」


そうアイツは吐き捨てると、あたしを乱暴に解放した。


いや、解放したって言うより、投げ捨てたって感じ。


肘が床に当たって、ハンパなく痛い。



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