あまのじゃくBaby★
突然、声をかけられた。
あたしはもちろん。
アイツも足を止めて後ろを振り返る。
「ちょっと、話があるんだけど…。
いいかな??」
あたしを呼び止めた人物。
それは紛れもなく、
あたしが大好きな直也先輩。
「あっもしかして、一緒に帰る用事があった?」
あたしの後ろにいるアイツを見て、申し訳なさそうな顔をする直也先輩。
あたしは誤解される前に慌てて訂正した。
『違いますっ。勝手にアイツが着いてきただけなんで!!』