あまのじゃくBaby★
『アイツが悲しむような理由なんてないし。』
「舞ちゃん…。」
先輩が困ったような表情をしてる。
先輩に、そんな顔させたくない。
でも、止まんなくて。
先輩の「陵くん、悲しそうな顔してたよ??」って言葉。
どうってことないはずなのに、
たった一言なのに、
感情が抑えられなくなってる自分がいた。
そんな不安定な感情のなか。
先輩が、更に追い討ちをかけてきたんだ。
「陵くん、舞ちゃんのこと好きなんじゃないかな??」