あまのじゃくBaby★
「そうだよね。ヘンなこと言ってごめんね??」
勢いをすっかりなくしたあたしは、再び椅子にヘナヘナと座り込んだ。
先輩の言葉の奥から…、あたしへの気遣いの気持ちが感じられる。
『いえ、大丈夫です。
それより…、話ってなんですか??』
「あっそれなんだけど…。」
あたしせいで緊迫した喫茶店は、もう、いつも通りの風景に戻っていた。
戻っていたはずなのに。
あたしと先輩に流れる空気だけは、よそよそしくって、
落ち着かない。
さっきとは違う緊張感があった。