あまのじゃくBaby★
『…何してんのよ。』
先輩と喫茶店前で別れて、角を曲がったら、
…アイツがいた。
「別に。」
アイツは素っ気なく、さもどうでもいいように言う。
…「別に」ってなんだよ。
――「陵くん、舞ちゃんのことが好きなんじゃない、」
有り得ない、
そう思ってても、嫌でも頭の中で先輩の声がリピートされる。
だってアイツだよ??
ないでしょ。
でも、
ないとは思うけど、
なんで待ってるわけ??