あまのじゃくBaby★
「今日のは一体どういうこと?」
『知らないわよっ』
下校時間。
なぜかあたしの隣にはアイツの姿。
ていうか、別にいいじゃん!!
本当のことだし。
『着いてこないでよ!!』
「仕方ないじゃん。家が隣なんだし。」
アイツは悪びれもなく、手をひらひらさせる。
そう、そこが問題。
アイツとは家が隣。
しかも、
幼稚園、
小学校、
中学校、
高校、
ずっと同じ学校で同じクラスの腐れ縁。
アイツがこの高校受けるって知ってたら、わざわざこの学校に行かなかったのにっ。