あまのじゃくBaby★
『……。』
「……。」
無言でお互いに睨み合う。
…とは言っても、あたしが一方的に睨んでるだけだけど。
「ふーん。」
『…何よ。』
「そう言ってられるのも今のうちだけだと思うけど??」
そう言ってアイツは鼻で笑うと、あたしの腕を解放した。
そして何もなかったように家に入っていく。
バタンというドアの音が響き渡った。
『くっそう。』
へなへなとあたしは座りこんだ。
この状況からみて、あたしかなり緊張してたんだな…。