あまのじゃくBaby★


『……。』

「……。」


無言でお互いに睨み合う。


…とは言っても、あたしが一方的に睨んでるだけだけど。



「ふーん。」

『…何よ。』

「そう言ってられるのも今のうちだけだと思うけど??」



そう言ってアイツは鼻で笑うと、あたしの腕を解放した。


そして何もなかったように家に入っていく。


バタンというドアの音が響き渡った。




『くっそう。』


へなへなとあたしは座りこんだ。


この状況からみて、あたしかなり緊張してたんだな…。


< 85 / 322 >

この作品をシェア

pagetop