歪んだ世界
先輩が過去の話しをしてくれて正直嬉しかった。
過去知らないのはちょっと不思議だから
でも疑問がいっぱい。
「なんで先輩は今こうして過去の事を話してくれるの?」
そーだよ。
なんでこのタイミング?
「ちょっと上の人から言われてね」
「そっかぁー・・・・・」
なんで先輩は私の過去を知ってるの?
たとえ上の人から言われたとしても
上の人って誰?
先輩ってもしかして最近の体調不良の事についてなにか知ってるの?
「なんで先輩?
な・・・・・んで?
先輩は私のなにを知ってるの??」
混乱してきた。
駄目だ
言葉が頭の中をグルグルまわって
声に出さなきゃ破裂する
「・・・・・・・・んで?」
最後に私は涙を流していた
そしたらその涙が1滴流れたと思ったら
嗅いだことのある洗剤の匂い。
先輩のYシャツの匂いだった。
先輩の鼓動。
先輩の体温が伝わってくる。