【完】君色フォトグラフ
「ップ。やっぱりんりんは俺の癒しだわ。面白い」


「え?」


肩を奮わせて笑うハル君。


「りんりん。俺のことは気にしないでね。俺、こういうの柚さんで痛いくらい慣れてるから」


ハル君はニヒっと悪戯っぽい笑顔を私に向けた。


「ごめんなさい・・・・・・」


「ごめんなんて言うなよ。なんか情けないじゃん。俺じゃなかったらこうはいかないかもよ!?
感謝して欲しいくらいだね」


「じゃあ・・・ありがとうハル君」


「オッケー!」


ハル君はくしゃっと私の頭を撫でた。


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