【完】君色フォトグラフ
「ひでえ!マジその毒舌悲しくなるわ」


ハルと呼ばれた坊主君は、茶髪男の首を背後からギューとしめた。


「くっるし・・・・・・はなせっ」


茶髪男が苦しそうにもがく。

その時茶髪男の目と、のぞき見をしていた私の目がパチンとあった。


やばっ!!


私はとっさに体を隠してしゃがみこんだ。




ドキッドキ




「おい、お前」


「っ!!!」


私は腕を捕まれグイっと引っ張られた。

私は自然と立ち上がる格好になってしまった。


「ちょっとこい」



ななっ・・・なにー!?



私は茶髪男にグイグイと引っ張られ、自転車置き場まで連れてこられた。


< 24 / 129 >

この作品をシェア

pagetop