【完】君色フォトグラフ
「ど、どうして?」
「いや、ほら。今日は柚さんいなかったのに、グラウンドに来てたし。どうしてかなあって・・・ちょっと気になってさ!」
「それは・・・・・・」
言えない。
和由君を撮ってたなんて・・・・・・。
私は下を俯いた。
・・・・・・どうしてだろう?
どうして悪い事じゃないのに、満里奈にもハル君にも言えないんだろう。
好きなものを撮ることってこんなに後ろめたいものだったの?
好きなんだから、好きって素直に言えばいいじゃない。
ポロッ・・・・・・
涙が溢れた。
そうか・・・私、和由君が好きなんだ。
「・・・・・・っく・・・ひっく・・・・・・」
涙が止まらなかった。
「いや、ほら。今日は柚さんいなかったのに、グラウンドに来てたし。どうしてかなあって・・・ちょっと気になってさ!」
「それは・・・・・・」
言えない。
和由君を撮ってたなんて・・・・・・。
私は下を俯いた。
・・・・・・どうしてだろう?
どうして悪い事じゃないのに、満里奈にもハル君にも言えないんだろう。
好きなものを撮ることってこんなに後ろめたいものだったの?
好きなんだから、好きって素直に言えばいいじゃない。
ポロッ・・・・・・
涙が溢れた。
そうか・・・私、和由君が好きなんだ。
「・・・・・・っく・・・ひっく・・・・・・」
涙が止まらなかった。