僕と君と。
僕と君と。



「お兄ちゃん…?
遅刻しちゃうよ?」


妹の声で目が覚めたが
聞こえないふりをした



…目が重い

妹が部屋を出て
行ってから


僕は鏡を見た

やべー目腫れてる…


こんな顔で学校に
行けないと思った僕は
学校に行かなかった


調度よかったのかも
知れない

こんな状態で柚葉に
会える気がしないから


笑えない

目を開けているだけで
涙が止まらなくなる


僕は何でこんなに
弱いんだろう


柚葉を幸せに
してやりたかった…



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