婚約者☆未満

ところが、伊織は余裕たっぷりで囁いた。


「婚約はあとで考えればいい。
とりあえず俺を試してみろよ」


な、なに言ってんの、こいつ!?



伊織はあたしに文句を言う暇を与えず、あたしの首筋に顔をうずめた。


……っ!


敏感な部分にキスされて、思わず身体がビクッと震えた。


「ここ、感じるんだ?」


耳元で囁かれ、またゾクッとする。


完璧に伊織のペースにはまってる。


< 154 / 270 >

この作品をシェア

pagetop