14怪談
彼女はやはり、こちらを振り向くことなく、恥ずかしげに頭をポリポリとかいて言った。




「えへへ・・・・。私もそのつもりだったんですけど・・。
公平さんのせいですよ。あなたが居酒屋であんなにも私といたいって熱意を持って伝えてくれたから。
私も貴方と一緒にいたいと思い、この世に未練が残ってしまったんです」




そんなばかな。



だってあのとき君は・・。




「おいおい、ちょっと待ってくれよ。じゃあ、あの時青白く光って消えたのは何だったんだよ」





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