アフタヌーンメロドラマチック
「そうか。お前がいないと静かで物足りないからな」

秀一はそうだというと、私にラッピングされた箱をくれた。

「早いけど誕生日プレゼントだ」

私の誕生日は、再来週の8月1日。

「開けて良い?」

包みを開くと、私が最近はまっている小説のシリーズが入っていた。

「良いの?発売されてる巻全部入ってるよ」

「プレゼントだからそれくらいはしないとな」

「ありがとう」
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