アフタヌーンメロドラマチック
戻ってきた和雅は百合乃のいないことに愕然とする。

「オレは百合乃のつけすら許されなかった…」

そのモノローグに対して、

「そりゃあそうだよ!この場面で妹ばっかりのシスコンと何を喋っても無駄だよ」

と私と萌季(もえぎ)はツッコミをいれた。

次からは、和雅視点の話しになるっぽい。

「和雅が掻き乱されるから楽しそう」

萌季がニヤニヤとケータイをしまった。

頷く私だけど、内心はきがきじゃない。

私の状況と被っている。

なんか怖いって思った。
< 14 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop