アフタヌーンメロドラマチック
お姉さんが大事なら告白なんてしない方が良かったんじゃないのかと思ってしまう。

埋め合わせも

キスも

何も恋人らしいことしたことがない。

匠海くんが食べたいと言うから作った食事も一人じゃ食べれきれない。

お弁当に詰めて明日のお昼にまわそう。

一人暮しだから贅沢はできない。

私には家族がいない。

生まれてすぐに両親は事故死。

残った私は教会の孤児院で育てられた。

高校に上がるとき、足長おじさん的な人が現れて、その人の道楽のおかげで今の学校に通っている。

そうでなきゃ、私立になんか入らない。

援助の条件は成績はトップを維持すること。部活、生徒会活動にも参加すること。

だから勉強は頑張ってる。
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