アフタヌーンメロドラマチック
君がいてくれた
匠海くんと別れて、寂しさが消えた。

その代わりに前からいた孤独感が戻ってきた。

その孤独感に慣れるのに時間はかからなかった。

何事もなかったかの様に生活する私を見て、黒崎も萌季も何も言わなかった。

別れたことも当然のことだと顔を見れば分かった。

匠海くんとは学校でも会わなかった。

元々、クラスも部活も帰り道も違う私たちが交わる所なんてなかったんだから。
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