これが本当の大恋愛
「班長！今から、お土産買ってきてもいいか？」

また大樹かぁ・・・。

予定より少し早いけど、お土産タイムとしますか


「いいけど、お土産を買うなら帰りの電車代とモノレール代のこと考えてよ？」

「わかってるって！じゃ、翔。行こうぜ」

そう言って大樹は、翔也と一緒に店に入っていった。


「知美も行ってきていいよ」

「う〜ん。茉莉子も一緒に行こうよ」

そう言って、知美は、私の手を握った。


「このあと隣の遊園地に行くんだよね？」

店に入った時、知美が聞いてきた。


「そうだよ」

水族館と遊園地。どっちで、お土産を買うか話し合ったんだよね・・・。

ソッコー水族館って決まったんだけど！笑


「あのさ・・・」

「なに？」

「実は、茉莉子に頼みたいことがあるんだけど」

そう、深刻そうに知美が言ったんだ。


だから・・・

私は、小さく頷いてから『話してみて』と言った。
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