これが本当の大恋愛
「次あれ乗ろうぜ!」

ジェットコースターに乗れた賢也は、さっきよりテンションが上がってる。


「次って……」

コーヒーカップ?!


無理だし。

ジェットコースターに乗ったせいで、かなり気持ち悪いのに。


というか、なんで私が賢也に付き合わなければならないの?


誰か助けてー!

そう思った時だった。


「あっ、賢也くん見つけた〜!あたしと一緒に廻ろうよ」

クラスメートの幸子が声をかけてきた。


私に気づいてるのか気づいていないのか、わからないけど・・・


これはチャンス!

そう思った私は、賢也が幸子と話してる間に、その場を離れた。


後で賢也に怒られる可能性大だけど、気持ち悪いし、仕方ない


「気持ち悪い〜」

私は、集合場所である噴水前のベンチに座った。
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