にーにといっしょ
堕天使
汚らしい中年男が
私の乳房を弄ぶ時間に
もう慣れてしまった。
「雄」の玩具に成り下がることで金利を得る。
性器と唇と、わずかな愛情に似せたものを使えば
簡単に生きていけてしまうから
私もそうするだけ。
授業で習った言葉を使えば、需要と供給。
私の若い身体にはそれだけの価値がある。
早い話、娼婦として。
「ハァ…ハァ…。」
「おじさん、気持ちイイ?」
「あぁみくちゃん…可愛いよ…本当に可愛い。」
知ってるから、そんなこと。
もうそれは聞き飽きた。