ショートケーキ≪短編≫
「あ、あの…すいません。良ければショートケーキを食べさせて頂けませか?とても失礼な事を言っているのはわかってます。ですが、ショートケーキが大好物でして!私自身こんな状況なので…」



「えぇ~と、俺?」



思ってもいない展開!?なんてギャルゲですか!?



「はいッ!」



っと、元気の返事が帰ってきた。



「達也早く帰るよ!」



ったく、なんなんだこの親は…



「あぁ、俺。近くに寄りたい店あるから後で帰るは!先帰ってて!」



「わかった。あんまり遅くならないように」



これだけ言って母親は、叔母と病室を出ていった。そして俺は女の子の方に向き直って、



「じゃあ、スプーンか何かあるか?」



「スプーンならあります!でもいいんですか?寄りたいお店があると言ってましたが?」



「あぁ~、あれ嘘だから大丈夫!」



「う、嘘!?」
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