好きなんて言わないよ
「ばーか、嘘に決まってんだろ。
単純なあみのことだ。
おだてとけば
機嫌なおすと思ってな」

「は?なーんだ嘘か。
嬉しかったのにな。」


あみの少ししょげた
横顔を見て、
本気で綺麗だと達也は思っていた。

「あっ、電車来る」

遠くから電車の音が聞こえた。
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